最近よく耳にする「WordPress」。
有名なブログサービスなので気になっている方も多いと思います。
WordPress自体は無料で使えるのですが、実際に自分のブログを運用しようとすると サーバーやドメインに費用がかかる=実質有料 というイメージがありますよね。僕もそう思っていました。
ただ、調べてみると「無料で始める方法」もあることが分かり、実際に試してみました。
このブログも運用費ゼロで動いています。
「とりあえず試してみたい!」という人にはかなりおすすめです。
今回は僕がやった方法と手順を簡単にまとめておきます。
WordPressを無料で始める方法はあるのか?
通常は「サーバー代(レンタルサーバー)+ドメイン代」で毎月数百円〜数千円がかかります。
ですが、無料のサーバーやドメインを活用すれば、完全無料でWordPressを立ち上げることが可能 です。
僕の場合は以下の組み合わせで始めました。
・ドメイン: no-ip で無料取得
・サーバー: XREA(エクスリア) の無料プラン
始め方は意外とシンプルでした。
まず試してみたい方向けに、僕が実際にやった流れを細かく書きます
準備(必要なもの)
- No-IP のアカウント(無料ホスト名が取れる)
- XREA(エクスリア)のアカウント(無料プランでOK)
- ブラウザ(Chrome等)
- メモ帳(データベース情報・管理者パスワードを控える用)
全体の流れ(ざっくり)
- No-IP でホスト名(ドメイン)を作る
- XREA にアカウント登録→サーバー(サイト設定)を作る/ドメインを登録
- DNS(No-IP 側)で XREA に向けたレコードを登録(A または CNAME)※A推奨
- XREA で MySQL を作成 → WordPress をインストール
- 無料SSL(XREA の機能)を有効化して HTTPS 化
- WordPress の初期設定(管理者作成、パーマリンク、プラグイン等)
補足:XREA は無料プランでも WordPress インストールや無料SSL の手順が用意されています(コントロールパネル操作で完了する部分が多い)。 WordPressのインストール
手順
1) No-IP:アカウント作成とホスト名の取得
- No-IP にアクセス → Sign Up(無料アカウント)を作成。
- ログイン後、
Dynamic DNS→Create Hostname(または Dashboard の「Add Host”])を選ぶ。 - Hostname(例:
myblog.no-ip.orgのmyblog部分)を入力し、利用可能な無料ドメインを選択して追加。 - 取得後、ホストが
Activeになっているか確認
注意:No-IP の無料ホストは**30日ごとの手動更新(ログイン等)**が必要な場合があります(放置すると削除されることがある)。定期チェックをおすすめします。
No-IPを使って無料でドメインを取得し、自宅サーバーやリモートアクセスを便利にする方法
2) XREA:アカウント登録 → サイト設定(ドメイン登録)
- XREA にサインアップ(無料プランを選択)。
- コントロールパネルにログイン → 左メニューの 「サイト設定」 を開く。
- 「サイト設定の新規作成」または「ドメイン設定」から、先ほど作った No-IP のホスト名(例:
myblog.no-ip.org)を登録する(外部ドメイン扱いで登録)※XREA側の画面案内に沿って進める。 WordPressのインストール
3) DNS(No-IP 側)で XREA に向ける(A または CNAME)
推奨:Aレコードで XREA のサーバーIPを指定(A が使えない/XREA 側が指定する場合は指定に従う)
- A レコード:ドメイン(myblog.no-ip.org) → XREA のサーバーIP(XREA 管理画面で確認)
手順(No-IP 側):
- No-IP 管理画面 → 管理中のホスト → 編集
- DNS レコード(A)を追加または編集して XREA の指示する値を入れる。
4) XREA:MySQL(MariaDB)作成 → WordPress インストール
- XREA のコントロールパネルで 「データベース作成(MySQL/MariaDB)」 を実行。ユーザー名・データベース名・パスワードは必ずメモ。
- 同パネルで 「CMSインストール」→「WordPress」 を選び、インストール先(先ほど登録したドメイン/パス)を指定してインストールを開始。
- WordPress のインストール画面は XREA が用意している手順どおりに進めればOKです(DB 情報を入力してセットアップ)。 無料から使えるレンタルサーバー〖 XREA(エクスリア)〗
5) 無料SSL を有効化(HTTPS化)
- XREA 管理画面 → サイト設定 → 「無料SSL」を選択して設定を有効にする(自動で証明書を発行するフローがある)。
- 発行完了後、WordPress 側でも「(設定)一般」からサイトURLを
https://〜に変更し、リダイレクト/HTTP→HTTPS の強制を行う。 無料SSLの新規設定
6) WordPress 初期設定(最初にやること)
- 管理者ユーザー名を
adminにしない。強固なパスワードを使う。 - テーマを入れて外観を整える(まずは軽いテーマで)。
- 必須プラグイン(バックアップ、セキュリティ、キャッシュ、画像最適化など)を導入。
- パーマリンク設定(
投稿名推奨)を設定。 - robots.txt / sitemap / Google Search Console 登録(SEO の最初の一歩)。
7) Google Search Console 登録(SEO対策の第一歩)
WordPressを立ち上げたら、Google 検索にインデックスされる準備をしておくと安心です。
手順
- Google Search Console(GSC)にアクセス
→ Google Search Console にアクセスし、Google アカウントでログインします。 - サイトの追加
- 「プロパティを追加」から「URL プレフィックス」を選び、ブログのURL(例:https://myblog.no-ip.org/)を入力。
- 「ドメイン」でも登録可能ですが、無料ドメインの場合は URLプレフィックス の方が確実。
- 所有権の確認
- 推奨:HTMLファイルをサーバーにアップロード または HTMLタグをWordPressに追加。
- WordPressの場合、プラグイン「Site Kit by Google」や「All in One SEO」などを使えば、タグ挿入が簡単にできます。
- HTMLファイルをサーバーにアップロードする場合はXREAで行います
「サイト設定」→「net2ftpファイルマネージャー」→ アップロードを選択しHTMLファイルを追加してチェックマークをクリック
- サイトマップの送信
- WordPressのSEO系プラグイン(例:All in One SEO / Yoast SEO)で sitemap.xml を自動生成。
- GSCの「サイトマップ」欄に
https://ドメイン/sitemap.xmlを入力して送信。
- カバレッジ・インデックス状況を確認
- 数日〜数週間で Google にインデックスされ、検索結果に表示されるようになります。
- 定期的にGSCでエラーやインデックス状況をチェックすると良いです。


コメント